骨盤のゆがみと肩こりの切れない関係とは

この記事は、酷い肩こりでお悩みの方、整体などで肩こりをほぐして貰ってもすっきりしない。

またはすぐに症状が戻る。など、繰り返す不調でお悩みの方にお届けします。

肩こりで整体院に来られるお客様の多くが、骨盤のゆがみを持っておられます。

なかには腰痛の自覚はない方も少なくありません。

骨盤が歪んでいても腰痛より肩こりが気になる方の特徴を整体師目線でお伝えします。

あなたの肩はなぜ凝るのか

一言に肩こりと言っても、さまざまな要因があることは想像できるとおもいます。

一般的に言われていることだけでも、

肩の血液循環が悪く、疲労物質がたまることが原因。

猫背の姿勢により、肩の重心が前側にかかり、肩の負担が大きくなる

目を使うことの多い現代では、目から入る情報を処理する脳の一部、後頭葉を酷使するため、首の付け根付近に疲労がたまる

などです。

どれかひとつに心当たりがある方、もしかしたら全てに当てはまる生活をされている方もあるのではないでしょうか。

そして今回は、これらに加えて、骨盤のゆがみの要素を考えて見たいと思います。

骨盤は上半身と下半身の連携ポイント

骨盤は、骨格の中でとても重要な役割を果たしています。

ひとつは骨組みとしての土台

もうひとつは内臓臓器としての役割です。

骨組みとしての役割は想像しやすいのではないでしょうか。

例えば、右側の骨盤が上にあがっていたら、身体は左に倒れてしまいます。

なので、身体は背骨を介して身体を右に戻すことで、頭を水平に保つように本人の自覚なくやっています。

そして骨盤から下の長さは、左右に違いがあるので、見かけの脚の長さは違いが出るため、大きく差のある場合、靴の片方だけ、かかとがすぐに減ってしまったりするのです。

整体院でうつぶせに寝ていただいたときに、脚の長さが2-3センチ左右差があるのは珍しくありません。

施述後に立っていただいた時、両足でしっかり地面に立っているのがわかる。と感じる方も多いです。

では、上半身にはどんな影響があるでしょうか。

骨盤のゆがみが上半身に与える影響

上の例で、右の骨盤が上がっているとします。骨盤が右上がりになると、身体は左側に倒れようとします。

そこで、人間の重心調整機能が働きます。人間の身体で一番大切なのは言うまでもなく”脳”です。

すべての司令塔となる”脳”を水平に保って、左右に等しく命令を送るため、身体は自然に補正作業を行います。

骨盤の上には、5個の腰椎と12個の胸椎と7個の頚椎(首の骨)が乗っています。

身体は背骨を”くの字”に曲げながら反対に倒し、微調整もかねて逆側にも曲がります。

もちろん、皆さんのお仕事や生活様式によって違いはありますが、このように曲がった身体を見た目にまっすぐに整える能力を私たちは持っています。

でも、ここで問題が起きます。

骨レベルではなんとなくつじつまがあっていますが、骨を支えている筋肉(筋膜)にはかなりのストレスとなります。

左右に等しくついている筋肉があるとして、背骨がゆがむと片側は短縮して、反対側は伸張しています。

筋肉の一番理想の状態は、伸びても縮んでもいない、ニュートラルな状態です。どのような動きにも瞬時に反応して、能力の範囲内で希望の長さが得られます。

ですが、姿勢保持の段階で、すでに長短が生じてしまっている場合、100%の能力は期待できません。

例えば、すでに縮んでいる筋肉に”縮め”という命令が来たとしても、すでに縮んでいる筋肉にはリクエストに答えることはできません。

それでも、動作をしようとすると、能力以上に縮もうとして、痛みが出ることもあります。

逆に、ずーーと縮んでいるのに、いきなり”伸びろ”の命令が来ても大変です。

長い間、同じ長さで緊張を強いられて柔軟性が失われた筋膜は対応できずに、筋膜や腱に怪我をするかもしれないのです。

ママさんバレーや運動会でたまに運動したらアキレス腱をいためたという話は本当によく聞きます。

ちょっと話がそれましたが、、^^;

では肩こりとの関係を見てみることにしましょう。

肩こりに関係している有名な筋肉、僧帽筋。

僧帽筋は、上部・中部・下部と分かれてはいますが、全て背骨から外へと伸びている筋肉です。

一番上は後頭骨の下部から、一番下は胸椎の12番、腰椎のすぐ上の背骨です。

どこに付着しているかというと、主に肩甲骨の上部や内側、鎖骨の外側にも一部付着しています。

なので、骨盤のゆがみが背骨に影響をあたえ、背骨の曲がりが僧帽筋などの肩甲骨周りの筋肉を緊張させます。

この状態が長く続くことで、冒頭にお伝えした、このような肩こりの原因となっているのです。

肩の血液循環が悪く、疲労物質がたまることが原因。

猫背の姿勢により、肩の重心が前側にかかり、肩の負担が大きくなる。

目を使うことの多い現代では、目から入る情報を処理する脳の一部、後頭葉を酷使するため、首の付け根付近に疲労がたまる

骨盤のゆがみと切り離せないもうひとつの筋肉とは

それは、広背筋です。

背中を支えるもう一つの大きな筋肉、広背筋については、別の記事がありますので、よかったらそちらもご覧ください。

次回は、そもそもなぜ、骨盤はゆがむのか。。この原因を考えてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また他の記事でお会いしましょう!玲でした♪

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