【ぎっくり腰】の対処法でやってはいけない”たった1つのこと”!
冬から春に季節が移り、心も身体も軽くなって活動したくなる、そんな時期ですが
この時期って、ぎっくり腰で来院される方が以外に多いんです。
【魔女の一撃!】ともいわれるぎっくり腰!初めてだとパニックになることも・・
ぎっくり腰で来院されるお客様にお伝えしている、これはだめ!ということ。
ぎっくり腰の経験のない方も、いざというときに慌てないために、ぜひご一読くださいね。
それはずばり入浴!です。
え??
お風呂に入って血行がよくなったら、ぎっくり腰もよくなるのでは??
そう考えてしまいがちですが、その理由をお話しますね。
【ぎっくり腰】で入浴がNGな理由
そもそも、ぎっくり腰という病名はありませんし、症状名でさえありません。
病院での診断名でよく聞くのが ”急性腰痛症” でしょう。
病院での診断ではレントゲン撮影も行われることがあるようです。
レントゲンに異常がなければ、安静とシップの処方があるかと思われます。
レントゲン画像に異常がなくても、なにかしらの炎症がおこっているのが、ぎっくり腰の状態です。
炎症が起きている場所は、腰椎付近だったり、骨盤の関節周りだったりが多いです。
そして、その場所は触ると水がたまっているようにぷくぷくしています。
膝にたまるお水と同じように、炎症が起きている場所に修復と冷却のために体液がたまります。
いち早く身体のなかで起こっている火事を消しに集まっているのです。
入浴の効果と逆効果
入浴すると血行が良くなるのは一般に知られています。
凝固まった筋肉がほぐれ、ふぅぅぅ~とリラックスできますよね。
一日頑張ったなーと自分を褒めてあげられる時間です。
けれどもぎっくり腰の時は事情が違います。
先にお伝えしたように、炎症部位の火事を消そうと身体が頑張っている間
周りの筋肉は不安定な関節の周りを硬くして,これ以上悪くならないように
しっかりガードしているのです。
入浴で脳がリラックスしてしまうと、ガードしている筋肉さえも緩んでしまうのです。
その結果、不安定な関節はさらに不安定になり、周りの筋肉はもっと硬くなるという
悪い方向に行ってしまいます。
入浴直後はとっても気持ちよくても、翌朝立てなくなってしまうことさえあり得ます。
入浴よりも安静!食事は消化のよい物を!
ぎっくり腰の時に考えないといけないことは、まず身体を休めることです。
ぎっくり腰の原因はいろいろ言われますが、全身の筋疲労が大きくかかわっているようです。
体重支持をしている骨盤周りは普段から相当なストレスがかかっています。
疲れがたまって、その筋肉が少しでも弱ってしまうと、とても支えきれなくなってしまいます。
なので実はぎっくり腰になる相当前から、お仕事が忙しかったり、睡眠不足だったり、栄養が足りないなど、身体へのストレスがたまっているのです。
なので、身体を一時的に緩める入浴は3日間ほどは避けて、まずは安静にしましょう。
また、栄養補給といってお肉や油ものは避けましょう。
消化吸収にまわす血液やエネルギーも筋肉の修復を優先するためには少し負担が大きいので
炎症が治まるまでは消化のよいものを食べるようにしましょう。
ちなみに自宅で【ぎっくり腰】に襲われて、動けなくなった時、救急車を呼ぶか迷うことが
あるかもしれません。もしあなたの痛みが腰の痛みだけなら、自宅で安静にしていたほうが
良いケースのほうが多いです。
つらい状態でも病院はすぐには診てくれないかもしれません。特に夜間救急では冬でも寒い待合で
順番待ちをする羽目になることもありますし。
一番楽な姿勢(代表的な姿勢は、横向きでエビのように丸くなると楽なことが多いようです)
で身体が冷えないようにして、患部を冷やしながら安静を保ちます。
注意!台所でガスなどを使っているときになってしまったら、なんとか頑張って消してから
休んでくださいね。
整体? 病院?
まずは安静が大事なので,仕事は休んで,患部を氷水で冷やしながら
一番楽な姿勢で寝てください。冷やしすぎるのも逆効果なので10分くらい冷やして30分外す。
を繰り替えすとよいです。血液の流れの助けになり、痛みが楽になります。
そして、心身ともにリラックスすることが大切です。安静期間の目安は3日くらい。72時間は炎症が続くといわれています。
なんとか階段を上れるようになったら整体院に来院されると良いかと思います。
逆に冷やして安静にしていても、どんどん悪化するような場合や、脚の痺れ、排尿障害などの随伴症状が出る場合は、見えない疾患など、他の要因が
隠れていることもありますので、早めに医療機関の受診をされることをお勧めします。
以上、参考になれば嬉しいです!
また別の記事でお会いしましょう♪
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